昔、勘違いして理解してた英語&英文を書いてみることにした。
①「Please, please me」
ビートルズの曲に「Please, please me」というのがあるが、私はこの曲名を間違って理解していた。
「please」が2回続くが最初の「please」は間投詞で意味は「〜してください or お願い、〜して」で、2つ目の「please」は他動詞で意味は「〜を喜ばせる」だ。
「Please, please me」で「お願い、私を喜ばせて!」となる。
これを私は他動詞の「please」の存在を知らなかったので、「お願い、お願い私」などと誤解していた。
②import CD
西新宿にあるハードロックとヘヴィーメタルのマニアックなCDを扱ったお店に、import CDというコーナーがあったのだがまたしても私は誤解していた。
「import(輸入)」という単語を知らなかったから、勝手に「important(重要な)」の省略形か何かだろうと思っていた。
そこはマニアックなCDを揃えているお店だったので、そのコーナーには「重要なCD」が並んでいるに違いないと想像していた。
しかも、その間違った理解をしたのはアメリカに1年間の留学に行った後である。
③caretaker
これも大馬鹿だ。
私はカミュの「異邦人」の英訳を読んでいた時、そこに出てきた「caretaker(管理人)」という単語をローマ字読みして「カラテカ(空手家)」だと理解した。
そして、「英文ってローマ字読みしても読めるんだ〜」とか滅茶苦茶なことを考えていた。
度し難いアホである。
④Beat UK
昔、深夜のフジテレビで「Beat UK」というクラブ・ミュージックを流す番組があった。
これを私の父親が知ったかぶって、この番組名の意味を「イギリスをやっつけろ」だと言ったのである。
これは誤りだ。
たしかに他動詞の「beat」には「〜をやっつける or 〜を打ち負かす」という意味があるが、この番組名の「beat」は名詞でただ単に「(音楽の)ビート」という意味だ。
⑤fuck
私は「fuck」を「kill」のスラングだと誤解していた。
「Fuck you!」を「Kill you!」の強い言いかたか何かだと誤って理解していたのである。
中学3年か高校1年の夏休みにアメリカへホームステイに行き、その時に英語のスラングを調べて来るという宿題が日中の学校で出された。
ホームステイ先でホストファミリーがスラングの意味を私に説明した後、私は「Like ''fuck''?(ファックみたいな?)」と訊いたのだ。
一気にホストファミリーの顔が青ざめた。
「fuck」は「セックス」の卑猥な言いかたである。
「kill」のスラングなんかではない。
(「むかし勘違いしてた英語」シリーズ↓)