国語力向上計画【大学入試・現代文奮闘記】①

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センター試験(現・共通テスト)の現代文の過去問を時間を計って解いてみた。

センター試験の国語は、評論文・小説・古文・漢文からなる。

今回はその国語のうちの評論文と小説の現代文だけを解いた。

結果は惨憺たるものだった。

評論文50点満点・小説50点満点の合計100点満点で、64点だった。

しかも時間内には解き終わらず(問題文を時間内に読み終えることができなかった)、45分の規定時間を大幅に延長し113分も費やしてである。

この結果には少なからずショックを受けた。

私は読書家を自認しているし、8割ぐらいは取れるかもしれないと淡い期待を抱いて試験に臨んだからだ。

想像してたより遥かに難しかった。

超難しいと言ってもいい。

センター試験の英語では、普通に文章を読んでいけば問題の選択肢で迷うことはまずない。

しかし、それはセンター現代文の問題には当てはまらない。

文章をなんとか読んだとしても(文章自体がそもそも難しい)、問題の選択肢で迷いまくる。

そして、これには触れたが時間が足りない。

問題文をじっくり読んでいたら、問題を最後まで解き切れない。

またセンター試験・英語との比較だが、英語の試験では時間が余りまくる。

これは私だけではなく、難関大受験者には共通している。

センター試験・現代文は、問題文が難解で時間が全然足りず問題の選択肢が似通っている。

センター英語とは対称的だ。

センター英語は文章が簡単で時間も半分で足り、問題の選択肢もシンプルな物でどれを選ぶべきかで迷うことはない。

ほとんどの人にとって、センター現代文のほうがセンター英語よりずっと難しいと思うのだがどうなのだろうか。

今回は何の準備もなくいきなりセンター試験の現代文の過去問を解いてみた。

これから受験現代文の勉強をしていく。

まずは現代文の解き方をレクチャーした参考書を勉強し、その後に最終的にはセンター現代文の過去問で8割取れるようになりたい。

その勉強の進捗は定期的にこのブログで書いていく。

このように受験現代文の勉強をして行くことは決めているのだが、その一方で大学受験の現代文の問題に疑問も感じている。

その疑問とは、どのような基準で問題の文章を選んで来ているのかということだ。

穿った見方をすれば、ワザと難解な文章を選んで来てはいないか。

論理的に明快で一意にしか解釈できない文章だとしたら、試験を受ける学生みなが正解に辿り着き学生の選抜ができないだろうからだ。

(その後の【国語力向上計画】の記事↓)

外国人に「あなたの宗教は何ですか?」と訊かれたら

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もし外国人に宗教は何かと訊かれたら何と答えればいいか?
たまに「仏教徒と答えなさい」などと書いてある本があるがオススメはしない。
そんなもの少し教養のある外国人なら、「上座部か?大乗か?宗派は何だ?空の概念を説明してくれ」といった風にさらに質問してくる恐れがあるからだ。
なのであなたが本当に仏教徒でないならば、安易に仏教徒などと言うべきではない。
しかし特定の宗教を信じていないからといって、無神論者(atheist)と言ってはさらにいけない。
なぜなら無神論とは単に神の存在を信じていないといった意味以上に、道徳(善悪とか)の根拠を信じておらず認めないという哲学上の立場だからである。
大多数の人間がなんらかの宗教を信じている海外の人には、これは恐ろしい印象を与える。
極端に言えば、「わたしは殺人でも何でもやります!(善悪の根拠を認めないから)」というように映る。
では、何と答えればいいか。
ずばり、不可知論(agnostic)である。
不可知論とは読んで字のごとく、「(人間の理性では)知ることが不可能」という意味の哲学的な立場であり一番無難かつ知的な答えだ。

形容詞でも名詞でも使え、「I am agnostic.」でも「I am an agnostic.」でもいい。

正直に言うと、この知識は私独自のものではない。

故・立花隆の本に書いてあった。

筒井康隆について。。。

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雑誌を読んでいたら、筒井康隆による次のような文章が書いてあった。

人間は差別が好きで肉欲に生きていて、嘘をつかねば生きられず悪いことばかり考える。戦争が大好きで裏切りこそ繁栄に繋がり、老人を馬鹿にし早く死ねと思い、不幸な奴がいるために自らは幸福だと言って喜ぶ

。。。

こ、これは言い過ぎのような。。。

あんまりである。

ここはひとつ、一つ一つを検証してみよう。

【問い】

①人間は差別が好きか?

②人間は肉欲に生きているか?

③嘘をつかないと生きられないか?

④悪いことばかり考えているか?

⑤戦争を人は好むか?

⑥裏切りは繁栄の欠くべからざる要素か?

⑦若者は老人を馬鹿にしているか?

また、早く死ねなどと思っているか?

⑧不幸な人間がいることは、自分の幸福の絶対条件か?

【答え】

①好きな人間もいれば嫌いな人間もいる。

中間の人間も当然いるし、無関心な人間もいる。

②肉欲に生きる人もいれば、お金に生きる人もいる。

③嘘をつかなくても生きられるが、損ばかりする可能性がある。

④悪いことを考えず、善いことを考える人間もいる。

もちろん、何も考えない人間もいる。

⑤私は少なくとも戦争を好まない。

⑥繁栄の定義からやらないと何とも言えない。

⑦馬鹿にする若者もいれば、しない若者もいるだろう。

また、早く死ねと思うか否かは当然、若者による。

⑧いや。

別に他人が幸福でも自分が幸せになれる可能性はある。

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同じ雑誌に筒井康隆の伝説?が載っていたので2つばかり紹介しよう。

日活のニューフェイス試験に応募するも第二次選考で落選。

腹が立ち、作家として成功してから頼まれても日活には絶対に原稿を渡さないw

直樹賞に落選して頭にきた筒井は、直樹賞選考委員皆殺し小説w「大いなる助走」を書く。

中国3000年の歴史という真っ赤な嘘

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あるYouTube動画のインタビューで中国人が、「我々には3000年の歴史があるから〜」などと言っていたが大嘘だ。

中国はその歴史上、異民族によって中国全土を支配されていた期間がある。

例えば12世紀の元。

あれはモンゴル人による征服王朝だ。

つまり元寇によって、我々はモンゴル人に攻められたのである。

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日清戦争時の中国もまた異民族による王朝だった。

清は女真族という、満州が故地の民族による王朝である。

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ラーメンマンの髪型でお馴染みの弁髪も女真族の風習だ。

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↑(弁髪)

日清戦争において、我々は中国人(漢民族)と戦ったのではない。

女真族という中国東北地方出身の異民族と戦ったのである。

女真族はまた12世紀〜13世紀にかけて、金という王朝を中国に築いた。 

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遣隋使と遣唐使で知られる隋と唐も、鮮卑族(せんぴぞく)を先祖とする王朝だと言われている。

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このように書いてみると、中国という国がいかに長いこと異民族に支配されて来たかが分かる。

果たして、今の中国人(漢民族)はこの事実を知っているのだろうか?

それとも愛国教育で、そのような都合の悪い事実は教わっていないのか?

中華思想いうものがある国である。

異民族に支配されてたことが何度もあるなどとは、学校で教えなさそうだ。

中華思想とは漢民族の自国・自民族を中心に置く世界観のことである。

漢民族は自国を世界の中心にあって花が咲きほこっている国という意味で「中華」と言い、その周辺の異民族に優越すると考えた。

当然、我々日本人も劣っている異民族である。

東夷(とうい)に当たる。

東西南北の順で、東夷・西戎(せいじゅう)・南蛮(なんばん)・北狄(ほくてき)と言う。

中国では天安門事件に関する情報を隠蔽しているため、多くの若者はそのような事件があったことすら知らないらしい。

ならば偏向した歴史教育を行なっていたとしても不思議じゃない。

【禁煙生活④】タバコをやめて2ヶ月、吸いたいは吸いたい。。。【禁煙60日目】

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(これまでの【禁煙生活シリーズ】↓)

タバコをやめてから、ちょうど2ヶ月が経った。

禁煙は順調に続いている。

吸いたいか吸いたくないかと訊かれたら、そりゃもちろん普通に吸いたい。

だが、それは抵抗し難いほどの強い欲求ではない。

だから我慢をして、お酒とタバコは月に1回決めた日にだけ摂取する。

タバコをやめると食事が美味しくなるなどと言われるが、残念ながら私は特にそれを感じていない。

私にとっての禁煙のメリットは、なんと言っても節約と病気のリスクの軽減だ。

節約に関しては、タバコ自体を吸わないことによるものだけではない。

禁煙により節約できているのだからと、他でも倹約に励もうという気になる。

タバコを吸っていた時には、これは真逆に作用した。

どうせ喫煙によって浪費しているのだからと、他でも倹約の精神が鈍りがちになっていたのだ。

タバコをやめる上でその節約効果をモチベーションにしたい人には、このサイト↓で毎月の浮いたタバコ代を株に投資して資産運用すると将来的にいくらになるかを知っておくといい。

(資産運用シミュレーション : 金融庁)

私の場合には毎月の積立金額(=浮いたタバコ代)を18000円(1日1パック600円✖️30日)とし、それを想定利回り5%(良質の株式投資ではだいたい年利5%が見込める)で30 年間運用したとすると約1500万円になる。

禁煙が辛い時には、このように将来的にいくら節約できるかを把握しておくといい。

タバコをやめるのがいくらか楽になるはずだ。

また、タバコをやめることの健康面でのメリットも大きい。

喫煙していた時は頭の片隅で常に罪悪感を抱いていた。

タバコを吸うことによる一時的な満足感と引き換えに、将来的に病気になるリスクを引き受けていたからだ。

喫煙が健康に及ぼす具体的な悪影響について詳しくは知らないが、どう考えたって健康に良くはないだろう。

タバコをやめたいが上手く禁煙を成功させられないという人は、私のように月に1度は吸ってもいい日を設けてはどうだろうか。

2度とタバコを吸わないなどと思うから、禁煙を辛く感じるのである。

もう少し緩くしよう!

(その後の【禁煙生活シリーズ】↓)

真理の相対性と非ユークリッド幾何学の登場

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私は「はじめての構造主義」という本で知ったのだが、ヨーロッパにおいてあらゆる学問の模範とされたのが、ユークリッド(エウクレイデス)が大成した「ユークリッド幾何学」であった。なぜかというと、ユークリッド幾何学によるとあらゆること(三平方の定理ピタゴラスの定理など)は証明によって導けるが、五つの事柄(公理)だけは他から導くことはできず、よって宇宙=世界はこれら五つの公理により(神によって)設計=記述されていると考えられたからである。

が、なんと19世紀になり「「ユークリッド幾何学」って本当に真理なのかな?」と疑問に思う数学者がたくさん現れて、五つの公理をイジってみたのだ。

するとビックリ。

なんと、2000年ものあいだ真理だと思われていた五つある公理を他に置き換えても、支障なく成り立つことが分かったのである。  

これは、それまで絶対的客観的真理の存在を信じていた多くの学者たちには衝撃的な発見であった。脇道に逸れるが、これと同じ時期に同様の事態、つまり、真理相対主義が哲学の世界にも訪れていたのである。

ユークリッド幾何学・・・19世紀に発見された幾何学で、それによりそれまで信じらてきた五つの公理が、客観的な真理ではなく単なる約束事に過ぎないことが分かってしまったのだ。

ちなみに、哲学の世界で真理の相対性を言ってしまったのはニーチェである。 

久しぶりに週刊文春を読んでの感想

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先週から久しぶりに週刊文春を購読し始めた。

最後に買ったのはいつ頃だろうか。

小栗旬主演の太宰治の映画の存在を文春の広告で知ったので、2019年か。

4年のブランクを空けてまた文春を読むことになった。

購読を再開しようと決めたのには理由が2つある。

1つはこのブログに書くネタを仕入れるために。

もう1つはたまたま読んだホリエモンの本にアウトプットができないのは情報のインプット不足が原因であり、情報のインプットの量が増えれば自然とアウトプットできるようになると書いてあったからだ。

それらの理由から文春をまた読んでみようという気持ちになった。

内容はと言うと、当時から続いている連載もあればそれ以降に始まったらしい連載もある。

驚いたのは阿川佐和子の連載で、何と1485回も続いている。

実に28年以上だ。

町山智治の連載も結構長く続いている。

716回で約14年だ。

コラムやエッセイの連載記事を読むと、今までとは違った見方を自然としてしまう。

「はは〜ん。文字数稼ぎをしたな?」とかそういうふうに。

言うまでもなく、私がこのブログを書き始めたからである。

実際に書く身になって初めて見えてくる景色というものがある。

昔、週刊文春を読んでいた時はブログを書いていなかった。

だからまた、継続して書くことの大変さが分かっていなかった。

やってみたら分かるが、毎日更新というのは想像以上に辛い。

まず、書くネタがなくなる。

私の場合には、ブログ開始後1ヶ月を待たずして早くもネタが尽きた。

分野は違うが、YouTuberも定期的に動画をアップロードしなくてはならず大変だと思う。

週刊文春の話に戻る。

連載記事以外がどうだったかと言うと、意外にもウクライナイスラエルでの戦争に関する記事はなかった。

もはやすっかり日常と化したということか。

今が旬の大谷翔平の通訳だった水原氏の違法賭博についての記事や、松本人志の性加害疑惑に関する記事はさすがにあった。

特別に面白いと言う訳ではないが、当分は文春を読み続けそうだ。