「人生100年時代」という言葉がマスコミによって喧伝されるようになって久しい。
初めは、というかつい最近までその言葉をまったく信じていなかった。
しかし、ふと手に取った「ライフ・シフト」という本を読み、今では自分も100歳か最低でも90歳くらいまでは生きるのだろうと思うようになった。
2024年現在の日本の100歳以上の人口は約9万人だが、国連の推計によると26年後の2050年にはその数が100万人を超えるらしい。
これは老人福祉法が制定された1963年には、100歳以上の日本人が全国で153人しかいなかったことを考えると驚異的な延びである。
2050年といえば、私が71歳の時だ。
その時点で100歳以上の日本人は100万人もいることになり、4人に1人が75歳以上だ。
これはどうやら私も100歳ぐらいまで生きそうだ。
さらには2007年に日本で生まれた人々の50%は、107歳以上まで生きるらしい。
今時の小中学生は、将来100歳以上まで生きることを目安に人生設計を立てるのであろうか。
私はせいぜい80歳くらいまでしか生きないだろうと考えてきた。
それが一気に100歳である。
まったく予期していなかった。
1番困るのはお金である。
そして、そのために株式投資を最近勉強していた。
しかし、その計画も労災が下りなくなりそうな今、頓挫している。
あ〜、どうやって老後を生きればいいのか。。。
もっと若い頃にこの事を知っていたかった。
いや、知っていたとしても同じかな?
私が若かった頃を思い出してみれば分かるが、若者は自分が老人になるなんて想像もしない。
まるで他人事なのだ。
若い頃、私は27ぐらいで死ぬかもしれないと思っていた。
何の根拠もない。
有名なロック歌手達が多くその歳で早死にしたからだ。
ジミヘン、ドアーズのジム・モリソン、ジャニス・ジョップリン、ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズ、カート・コバーン、ロバート・ジョンソン、エイミー・ワインハウス。
ロック歌手ではないが、画家のバスキアも27歳で死んだ。
それらの事実を理由に、私は自分も27歳ぐらいで死ぬかもしれないと考えていたのだ。
馬鹿丸出しである。
しかし、私も中年になった。
そして、おそらく老人になるまで生きるだろう。
何とか快適な老後を過ごしたいものである。
そして、そのためにはお金が必要だ。
あ〜、悩ましい。。。