古本屋に行かなくなったら、浪費しなくなった

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私は本を読むのが好きで、買うのもまた好きだ。

収集癖があるので数えたことはないが、家には1000冊ぐらい本がある。

それがいつ頃からかぱったり本屋へ行かなくなった。

理由は特にない。

気づいたら、本屋へ行くという習慣がなくなっていた。

本屋の中でも、私が頻繁に行っていたのは古本屋だ。

そして安い本があると、読みもしないのに衝動買いをしていた。

そのようにして買った本は大量にある。

最近大掃除をしたのだが、書籍のゴミが紙袋で60個ぐらいになった。

1袋に10冊としても600冊だ。

実際にはもっとあるだろう。

古本屋通いの習慣がなくなると自然とお金が貯まるようになった。

毎回買い物の度に古本屋へ行き何かしら買っていたので、合計するとかなりの額になりそうだ。

塵も積もれば山となる、である。

タバコをやめ古本屋通いをやめお茶を自分で作るようにしたことによって、全部で毎月3万〜4万円の節約になっている。

古本屋で買い物をしなくなった代わりに、この頃はメルカリで本を買っている。

古本屋での買い物と比べ売られている本をじかに手に取ることができないので、稀に購入した本の状態が自分の期待していた物と違う場合があるが、あまりに商品説明と実物が異なる時は返品&返金をしてもらえばいい。

私は1度だけ返品依頼をして相手と揉めメルカリ側に間に入ってもらった経験があるが、大抵はすんなりと返品依頼を受け入れてもらえる。

古本屋でそれほど欲しくない本を安くたくさん買うよりも、本当に欲しい本を厳選して新刊で定価かメルカリで定価の2、3割引きで買ったほうが余程賢い買い物だ。

安く本をたくさん買うと得した気持ちになるが、単なる錯覚に過ぎない。

本は購入時の価格だけでなく、それを読むのに費やした時間も考慮に入れなくてはならない。

つまらない本を数時間かけて読んだら、それだけその時間を浪費したことになる。

別に無駄をなくせとかそういう話をしているわけではない。

安く買った本でも、自分が楽しく読めるならそれでいい。

だが、買ってしまったからといって退屈な本を無理して読むのなら、それはお金と時間の壮大な無駄だ。