本の帯にある誇大広告は何とかならないか?

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私は超読書家と言うわけではないが、それなりの頻度で本を読む。

2024年の1月には13冊読んだ。

読書に費やしてる時間の割には多くない。

本を読むのが遅いためである。

なんとかして読書のスピードを上げたいのだが、その効果的な方法がわからない。

速読法を学んだことはないが、物の本によるとそれらのほとんどはインチキらしい。

かと言って、実際に本を読む速度は人によって違うし速い人は本当に速い。

何か秘訣はあるのだろうか?

う〜ん。。。

さて、本と言えば付いてくるのが帯である。

私は買った本は帯も取って置く。

それにつけても思うのが、帯やタイトルにおける誇大広告の酷さだ。

よく見るのだが、「人生が変わる!」などとアホなことが書いてある。

馬鹿を言ってはいけない

そう簡単に人生など変わるものではない。 

変わるとしたら、よほど芯のない人生である。

本のタイトルの付けかたも「なんだかなぁ〜」である。 

最近の流行りなのだろう。

やたらと「教養としての〜」とか「13歳からの〜」というタイトルが多い。

それらの謳い文句と本の中身はほとんど関係ないと考えていい。

騙されないようにしよう。

また、私が嫌いな帯の文言に「学び直しに最適!」というのがある。

何が学び直しだ!

どうせ若い学生の頃にマジメに勉強などしてなかったくせに。

学び直しもクソもあるか!

まだまだアホな帯の文句はある。

「地頭が良くなる!」とか「地頭を鍛える!」とかいうのがそれである。

これは言葉の定義からして変だろう。

地頭というのは、教育などによる後天的なものではなく、その人に元々備わっている本来の頭の良さという意味だ。

それを良くしたり鍛えたりするのは原理的に不可能である。

本の帯にある推薦文にも気をつけなければならない。

あれは推薦文を書く人に出版社からお金が支払われている。

だから、あまり鵜呑みにしないように。

果たして出版社はどういう考えで本のタイトルや帯を作っているのだろう?

やはり、売れてなんぼなのだろうか?

本と言えども資本主義の社会にある商品の一つに過ぎない。

売れなければ仕方がない。

些細な本のタイトルや帯にいちいち目くじら立てて怒っているのは、もしかしたら私が本が好きでそれを神聖視しているためからかもしれない。