歴史や文学、哲学などに深い造詣を持っていなくてもいい。
英語が話せなくたっていい。
しかし、漢字は読めないとダメだし、基本的な言葉も知っておかないと恥をかく。
ただ単に正しい読みかたを知っているか否かなのだが、漢字は読めないと一発で知性を疑われてしまう。
どんなに賢そうな人でも、漢字を正しく読めないとそれだけで評価が下がってしまう。
別に正しく漢字を読めたからといってそのことが頭の良さの証明になどならないのだが、やはり漢字を正しく読めなかったり言葉を知らなかったりすると馬鹿だと思われる。
私が今までに遭遇した漢字の誤読を挙げてみる。
「居住」を「いじゅう」、「遵守」を「そんしゅ」、「荘厳」を「そうげん」、「秀逸」を「しゅうめん」、「珠玉」を「しゅだま」、「目の当たり」を「めのあたり」、「奇しくも」を「きしくも」、「媒体」を「ぼうたい」、「屋内」を「やない」、「壊死」を「かいし」、「白湯」を「はくとう」等々。
正しい漢字の読みかたや基本的な言葉を学ぶには読書が1番だが、それよりも集中して短時間でそれらをマスターするには、大学受験用の漢字の問題集を勉強するのがいいと思う。
漢字の問題集でオススメなのは、河合出版から出てる「入試 漢字マスター1800+ 四訂版」だ。
この本には過不足なく、英検2級程度の漢字が載っている。
それぞれの漢字が入った例文も知的でいい。
この問題集を勉強すれば大学入試の漢字の問題がすらすらと解けるようになる。
また、日常生活で必要とされる漢字も十分に学べる。
後は本や雑誌、新聞を読んでいて知らない言葉が出てきたら、その都度調べて携帯のメモ帳に書いておき、たまに復習がてらチェックすればいい。
私は読書をしていて知らない言葉や読めない漢字が出てきたら、その度にネットで調べて携帯のメモ帳にその意味や正しい読みかたを書いている。
最近も「推して知るべし」という言葉を「おして」ではなく「すいして」と覚えていたので、正しい読みかたを携帯にメモして置いた。
そして、5日に1度くらいの頻度で見直している。
この復習は重要だ。
個人差はもちろんあると思うが、私の経験では1、2ヶ月も放置して置くとその言葉や漢字をすっかり忘れてしまう。
◎わからなかったら調べてメモする。
◎面倒臭がらずに、こまめに調べる。
この習慣を身につければ、漢字を読めずに人前で恥をかくことが防げるだろう。