労災が下りない!

やってられない。

労災の不支給決定通知が労基署から届いた。

私は8年半前、日雇い労働の最中に熱中症になり、それから1年と3日の入院生活を経て、今に至るまで後遺障害を負っているのだ。

まさか自分が障害者になろうとは想像もしてなかった。

人生とは残酷なものである。

どのような障害を抱えているのかというと、構音障害と嚥下障害と書字障害である。

それぞれ「こうおんしょうがい」、「えんげしょうがい」、「しょじしょうがい」と読む。

構音障害とは、一種の言語障害のことだ。

私は話せることは話せるが、それは恐ろしく汚らしい音で、私自身でも嫌悪している。

だから、私は必要最低限しか話さないし、大抵、携帯のメモ帳に伝えたい内容をタイプしてそれを人に見せる。

私が話しかけられて携帯をタイプし出すと、勘の良い人なら即座に私が喋ることができないのだと気づく。

が、たまにとんでもないボンクラがいるのである。

2ヶ月ほど前に近くのコンビニのレジで、欲しいタバコの銘柄と数量を書いた携帯のメモを見せたところ、驚くことに何とその唐変木は「何か書いてありますよ?」と私に向かって言ったのである。

「その内容をお前が読むんだよ!」と心の中で毒づきながらも、他の店員にそのメモを見せて、今度はすんなり理解してもらえた。

次に嚥下障害である。

何か聞きなれない言葉だが、簡単に言うと飲み込みの障害だ。

そして書字障害。

これは指先を上手く動かせられない障害で、私は字が書けない。

正確に言うと書けないことはないが、綺麗に速くは書けない。

マークシートも正確には塗り潰せない。

この障害を負ったことにより、趣味のギターが弾けなくなった。

そんなこんなで多数の障害を熱中症の後遺症として抱えているのだが、何とその労災が下りないらしいのだ。

労災の支給額と損害賠償金が少なかった場合のことは想定していたが、まさか労災そのものが下りないとは思わなかった。

正義もクソもない。

世の中と言うのは理不尽な物だ。

ヤケ糞になって、禁煙していたタバコを吸ってしまった。

禁煙と言っても2日間だけだけどね。

私の皮算用によれば約2000〜3000万円の損失だ。

労災と損害賠償裁判で得たお金で株に投資をしようと考え、最近、お金関係の本ばかり読んでいたのに。

その努力は水になった。

あ〜あ。。。

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