雑誌「BURRN!」の洗脳
メタル雑誌に「BURRN!(バーン)」というのがあるのだが、その内容があまりにも偏っていて酷い。
私は15才くらいの時にロックに目覚め、その後ハードロックとメタル(ヘビーメタルのこと。ちなみに、ヘビメタと略すのは一種の差別用語である)を聴くようになった。
そして、この雑誌「BURRN!」を愛読していた。
しかし、その中身は酷いものである。
今はインターネットなどが普及しているから様々な情報の入手の仕方があるだろうが、私が少年だった頃はインターネットなどなかった。
音楽についての情報を得ようとすれば、雑誌に頼らざるを得なかった。
結果、若い頃の私はどっぷりとこの雑誌に洗脳されていた。
「BURRN!」が言うように、レッド・ツェッペリンとディープ・パープルはライバルだと信じ込んでいた。
その情報の間違いに気づいたのは渡米してからだ。
誰もディープ・パープルのことなんか知らないのだ。
一方、レッド・ツェッペリンのことは誰でも知っている。
ブラック・サバスも有名だ。
だが、かなりの音楽好きでもディープ・パープルのことは知らないかもしれない。
それぐらい無名だ。
にも拘らず、「BURRN!」はディープ・パープルをさも凄いバンドかのように語る。
一体、どうなっているのか。
また、名前は出さないが日本のメタル界を代表するI氏も酷い。
この男は無責任にも「来年はヘビーメタルが来る!」などと毎年言っているのである。
10代の頃の私はそれを信じ切っていた。
メタルがまた昔みたいに流行ることなんて一生ないよ。
今はギターも弾いていないし、ハードロックやメタルもほとんど聴いていない。
「BURRN!」の洗脳からも完全に覚めている。
もう10年以上、この雑誌は読んでない。
下手したら20年以上だ。
だから、最近の内容は知らない。
少しはマシになったのだろうか。
それとも相変わらずディープ・パープルを推しているのか。
まだ、「来年はヘビーメタルが来る!」などと言っているのか。
そういう事実を歪曲して伝えることや、無責任な発言は慎んだほうがいいと思う。
遅かれ早かれ自分に跳ね返って来る。
私のように10代の頃にはすっかり騙されていても、このように洗脳から目が覚めるかもしれない。
そうしたら、その人は自分のようにアンチ「BURRN!」になるに違いない。