①ヌーノ・ベッテンコート
メタル・バンドExtremeにヌーノ・べッテンコートという天才ギタリストがいた。
が、彼はただギターが上手いだけではなく口も悪かった。
それも超。
Extremeが解散した際に、インタヴュアーからベーシストが今後どうするのかを尋ねられると、なんと「さぁね、農場で牛の乳搾りでもするんじゃないかな?」と答えたのである。
更にこう続けた。
「才能のない人間は仕方がないよ」
。。。
血も涙もない男である。
スウェーデンが生んだ天才ギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーンも凄い。
彼もまた超毒舌だ。
スティーヴ・ヴァイというこれまた天才ギタリストがいるのだが、イングヴェイは彼のことをアームがなけりゃ何もできない男と言ってのけた。
イングヴェイのことをとやかく言う人間がいるが、彼は間違いなしの超天才だ。
性格はともかくとして。
1983年頃に愛車のフェラーリかポルシェに乗り車を大破させる大事故を起こして以来、イングヴェイ・マニアの間ではそのプレイにはキレがなくなったと言われている。
私にはわからないが。
イングヴェイは独裁者的であり、自身のバンドのアルバム制作には決して他人の指図を受けない。
インタヴューでの会話によると、彼のバンド・メンバーはアルバム制作中だけアメリカにいて、オフの時は物価の安い東南アジアのビーチでリラックスした生活を送っているそうだ。
また、先祖が貴族らしくアイアン・メイデンというバンドのヴォーカリスト、ブルース・ディッキンソンとインタヴューで舌戦を繰り広げていた。
イングヴェイ「オレの祖先は貴族だ!」
ブルース・ディッキンソン「だからどうした。オレは労働者階級の生まれだけど国立大を出た(これは階級社会のイギリスでは驚くべきことである)」
キース・ムーンはイギリスのThe Whoというバンドのドラマーだったが超変人だ。
かなりアブナイ。
キースの残した伝説は数多くあるが、ここでは3つ紹介しよう。
まず初めに、ミュージシャンという人種は、人によっては楽器を何故か破壊するという困った習性を持つ。
が、普通は演奏した後である。
しかし、キースの場合は、ライブの開始前に破壊したそうである。
意味不明だ。
次に2つ目の伝説。
ある時、彼の誕生日パーティーが開かれ、プレゼントにロールスロイスが贈られた。
すると感極まったキースは、何を血迷ったかその場で運転し自宅のプールに突っ込んだ。
最後にこの伝説はかなりイッちゃってる。
キースはある時、スティーブ・マックイーンの奥さんに惚れた。
で、スティーブ・マックイーンの自宅の隣に引越してきた。
しかも、植木をくぐりスティーブ・マックイーンの家の敷地に入ろうとしたりしたらしい。
恐るべき人物である。
仕舞いにはノイローゼになったスティーブ・マックイーンが、キース・ムーンの家の風呂場の灯りを銃で破壊したりしてる。
(「ロック爆笑伝説」シリーズ↓)