【映画批評】懐かしのアドベンチャー映画「グーニーズ」

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グーニーズ」は大好きな映画だ。

観る度に自分の子供時代を思い出す。

人生がまだ複雑でなかったあの日々。

毎日が希望に満ちていた。

この映画はそれ自体も勿論素晴らしいが、シンディー・ローパーの歌う主題歌も出色の出来映えだ。

何でも「グーニーズ」に出演する子供たちが皆シンディー・ローパーのファンだったことから、彼女はこの映画の主題歌を歌うことを承諾したらしい。

物語はオレゴン州の海辺の街で始まる。

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主人公・マイキーら「グーニーズ」は解散の危機にあった。

グーニーズ」はマイキー、口の達者なマウス、食いしん坊で小太りのチャンク、機械いじりが好きな発明家のデータの4人組みだ。

街の資産家・パーキンスがゴルフ場拡張のため、マイキー達の住む地域の再開発を計画しており、パーキンスに借金のあるマイキーの親達は、翌日までに借金を返さない限り立ち退く必要がある。

マイキー達は皆ばらばらに引っ越さなければならない運命にあった。

グーニーズ」のメンバーとマイキーの兄・ブランドは、マイキーの家で立ち入りを禁じられている屋根裏部屋に入り、そこで伝説の大海賊「片目のウィリー」の遺した、財宝のありかを記した地図を発見する。

マイキーら「グーニーズ」のメンバー4人はブランドを椅子に縛り付け、許可されていない外出をすることに成功する。

マイキー達は地図を頼りに海岸沿いの古ぼけたレストランに行き着く。

宝の地図によればここに隠された財宝がある。

だが、そこはギャング・フラッテリー一家の隠れアジトだった。

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(↑ギャング・フラッテリー一家)

ブランドが追ってきてマイキー達を連れ戻そうとするが、マイキーは宝を探すことを主張する。

そして、フラッテリー一家がレストランを去ったのを見計らって、再度レストランへ忍び込み暖炉の下に地下へ通じる秘密の入り口があるのを発見する。

また、レストランの地下室で偽の50ドル札が大量に印刷されているのを目撃し、フラッテリー一家の指名手配のポスターも見る。

そうこうしているうちにフラッテリー一家がレストランに戻って来る。

マイキーら一同は暖炉の下の地下道に身を隠す。

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暖炉の下に隠れ損なったチャンクは、ブランドに頼まれ警察に通報に行くことになる。

チャンクはレストランから脱出し街へ戻るためにヒッチハイクを試みるが、たまたま車道で止めた車はフラッテリー一家が運転するものだった。

チャンクは捕えられ、アジトのレストランへ連れ戻されてしまう。

そこでマイキー達の行方を訊かれるが、宝の地図や暖炉の下の地下道のことを話しても信用してもらえない。

が、そんなとき暖炉の下からコウモリの群れが発生し、暖炉の下に地下道があるというチャンクの話は本当だと分かる。

フラッテリー一家はチャンクを椅子に縛り付け監禁しマイキー達の後を追う。

一方、チャンクは同じ部屋に監禁されていたフラッテリー一家の三男・スロースと親しくなってともに脱出に成功する。

マイキー達は洞窟に仕掛けられた様々な罠やフラッテリー一家の追跡をかい潜り、ついには財宝を乗せた「片目のウィリー」の海賊船を見つける。

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一同は興奮して金銀財宝をポケットなどに入るだけ詰め込むが、追ってきたフラッテリー一家に銃で脅されそれらを手放す。

そこへチャンクとスロースが助けに来る。

マイキー達は宝を諦め洞窟からの脱出を図る。

洞窟の外から光が射している。

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フラッテリー一家が「片目のウィリー」の宝を取ろうとしたので、仕掛けの罠が作動して洞窟は壊れ始めていた。

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マイキーら一同は何とか洞窟から脱出し、洞窟の外の砂浜を歩いている所をパトロール中の保安官に発見されて保護される。

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彼らの家族も連絡を受けてやって来る。

そこへ何故か街の資産家のパーキンスがいて、マイキーの父親に立ち退きの書類にサインすることを迫る。

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その時、マイキーの家に臨時で雇われている家政婦のロザリータが何かを見つける。

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マイキーのビー玉袋に入っている宝石の数々だ。

フラッテリー一家が奪い損ねていた物だ。

これで借金返済のメドが立ち、立ち退きの必要がなくなった。

マイキーの父親はサインしかけていた最後通告書を破り捨てる。

そして眼を彼方へやると。。。

イカリが上げられた「片目のウィリー」の海賊船が、ゆっくりと大海原へと進み出て行くところだった。

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